大人は判ってくれない

パリの下町。13歳の少年アントワーヌ・ドワネルは、学校でいたずらばかりして先生に目をつけられていた。夫婦仲が余りよくない共稼ぎの両親は、口論ばかりしていた。そんなある日、遊ぶ金に困った彼は父の会社のタイプライターを盗んで質に入れようとする。しかし、その行動はすぐにバレて、彼は両親によって少年鑑別所に入れられてしまうーー。