PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば
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映画情報
あらすじ
1941年、ドイツ軍はユーゴスラビアの各地に侵攻していった。共産党のマルコとクロは、金の密売と武器取引により大金を稼いでいた。そしてクロが恋焦がれる舞台女優のナタリアは、ナチスの将校フランツに近づき、車椅子の弟バタと共に生き延びようとしていた。 マルコは、ドイツ軍から逃れた人々を祖父の地下室へと送り、武器を製造させていた。そこに臨月のクロの妻ヴェラと、マルコの弟イヴァンも避難する。産気づいたヴェラは男の子を産み、ヨヴァンと名付けてほしいと伝え、命を落とす。 ナタリアを連れ結婚式会場の船へと向ったクロ。 そこにフランツ率いるドイツ軍がやってくる。ナタリアはフランツに駆け寄り、彼女を追ったクロはドイツ軍に捕らえられてしまう。船で逃げ出したマルコは、病院に潜入する。クロは、激しい拷問を受けながらも、沈黙を貫いていた。 マルコはクロを救出し、祖父の地下室へと運び込む。そしてナタリアを誘惑し、自分のものとする。 終戦を迎えたユーゴスラビアで、マルコはチトーの側近となり、順調に出世していく。 1961年。国民はクロを抵抗運動に殉じた英雄として崇拝していた。しかし、実際はマルコとナタリアが暮らす屋敷の地下で、武器を製造する一団のリーダーとして君臨していた。マルコは偽のラジオ放送を流し、まだ戦争は続いていると地下の人々に思い込ませていた。 旧ユーゴスラヴィア出身の鬼才、エミール・クストリッツァが祖国の戦後の歴史を、ユーモアと寓意、そして哀しみに満ちたブラックなファンタジーとして描き出す。
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