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常に「自分」が起点! 「好き」を夢で終わらせないために

のん×CHAI インタビュー

常に「自分」が起点!
「好き」を夢で終わらせないために

何かに夢中になっている人を見て、羨ましく思ったことはありませんか? それは、周囲の目を気にしすぎて、自分の本当に好きなことが言えなかったり、行動に起こすことを我慢してしまったりしたことが後悔として、心のどこかに残っているからかもしれません。
さかなクンの自伝的エッセイ『さかなクンの一魚一会〜 まいにち夢中な人生!〜』を原作にした映画『さかなのこ』(公開中)。好きなことを好きなだけ、夢中になって追いかける主人公のミー坊を、俳優・アーティスト・映画監督など幅広く活躍するのんさんが演じています。また、主題歌「夢のはなし」は次世代4人組“ニュー・エキサイト・オンナ・バンド”として国内外で活躍するCHAIが、今作のために書き下ろしました。
今回は、自身の表現で価値観を切り拓き、それを通して「ハッピー」を多くの人に伝えている、のんさんとCHAIのマナさん、カナさん、ユウキさん、ユナさんに、「自分や、自分の人生の輝かせ方」について伺いました。
さかなのこ のん×CHAI インタビュー

何をしてるときの自分が好き?

『さかなのこ』では、「おさかなが大好き」というミー坊の「好き」の思いに影響を受け、周りの人が少しずつ変化していきます。今作の主題歌である「夢のはなし」にも「わたしの『好き』に何が勝てると言うのだろう」という歌詞がありますね。のんさんは「夢のはなし」を聴いて、どんなことを感じましたか?

のん最初にエンディングがCHAIさんだって聞いたときからすごくワクワクしてたんです。映画が出来上がって、最後に「夢のはなし」が流れたとき、めちゃくちゃかっこいいと思いました。楽しい曲で歌詞もすごく素敵で、さかなクンの世界観ともちゃんとリンクしていますよね。

カナうれしい。『さかなのこ』も最高でした!

マナのんちゃんらしさが全開のミー坊が本当にかわいい! 素敵すぎて、何回観ても最後に泣いてしまいます。

カナ「ミー坊」の役をできるのは、のんちゃんしかいないと思う。

( C ) 2022 「さかなのこ」製作委員会

カナ本当に本当にすごくかわいかった。性別を超越した役を演じられるのも、のんちゃんしかいないと思う。素敵な映画の曲を担当できてうれしいです。

のんわーい、やったー! ありがとうございます(笑)。私は以前からCHAIさんのファンで、曲はもちろん、アートワークも毎回ものすごく楽しみにしていて、いつもチェックしているんです!!

今日の衣装もとても素敵ですが、どのように決められたんですか?

カナステージでも使ってたやつで。海っぽい「パジャマ」なんです。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

ミー坊にとっての魚のように、皆さんも「好きなもの」がたくさんあると思うのですが、「好きな私」は何をしているときの自分ですか?

のん高校生の頃から、演技をしているときの自分が一番好きです。映画やドラマのなかでは、登場人物のダメなところや悪いところも、すべて魅力的に映るというか。普段は隠しておきたくなる部分も、役を演じる上では全部面白く変換できるので。本当に気持ちいいです。

のんさんは、俳優のみならず音楽活動もされています。歌っているときや、ギターを弾いているときのご自身はどうですか?

のんめちゃくちゃ楽しいんですけど、私にとって音楽は、それを聴いてくれている人たちと一緒に作っているものだから「歌っているときの自分が好き」というよりかは、その空間が好きっていう感じですね。

なるほど。オーディエンスと一緒に作っている感覚があるということですか。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

のん演じているときとは感覚が違うかもしれない。歌っているときの自分もだいぶ気に入ってるんですけど(笑)。歌っているときは、おちゃらけてるところも全部カッコイイと思ってやっているところがあるんです。でも演技だとダメな部分もひっくるめて、全部の自分を好きになれる気がします。

マナ私もステージの上にいるときの自分が大好き。まさにパフォーマンスをしとる瞬間。私はミュージシャンなので、ステージの上やったら全部出せれるんです。だから大好きだね。

ステージの上で出せない自分はない?

マナ出せない「自分」はないです。私はステージの上でも悲しいと思ったら泣くし、怒りたいと思ったら怒るし、楽しいと思ったら「楽しい!」って言うから。自分を好きでいられる瞬間です。

カナ私もマナと全く一緒で、ステージの上が一番「自分が自分らしくいられる」気がします。泣きわめきたいほど悲しい感情とか、それこそちょっとエロい感情だったりとか。日常生活では出さない感情もステージ上だったら表現できるから。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

ユウキ私の場合は、さっきのんちゃんが言ったみたいに、ステージの上の自分は、気に入ってはいるけど、2人とは少し違うかな。

私は小さい頃から絵を描いたり、文章を書いたり、自分から出てくるアイデアで何かを作り出すのが好き。それを作っている瞬間も好きだし、出来上がったものを誰かに見せている瞬間も好き。作ってると自分が無になる感覚というか、溶けちゃうような感覚があるんです。

でも、何かを作っているときは苦しいこともあるのでは?

ユウキ苦しいときもある。でも、そしたらやめる。苦しいときって、多分あたまで考えているから苦しいんだと思う。こう見せなきゃとか、評価されなきゃとか、売れなきゃとか。そういうことを考えてると苦しいから。そういう感情を全部取っ払って、ただの自分のままの表現ができているときが一番心地いいし、そういうときの自分が一番好きかもしれない。

ユナ私はドラマーだから、やっぱりドラムを叩いている瞬間の自分がすごく好きですね。『さかなのこ』のミー坊と同様、私の場合はドラムが好きで、「いろいろ選択した結果、いま私はここにいる」みたいな感覚があるんです。

ビートのグルーヴに魂が動かされて、身体が勝手に動いてしまうというか。自分でプレイしながら自分のビートに自分が酔うというか。グルーヴの中でゆらめいている感じがすごい好き。自分が自分のドラムにノれた瞬間が一番楽しい!

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

「セルフラブ」で取り戻す!
自分の中の「好き」を大切に

ユウキさんが本作の主題歌である「夢のはなし」に寄せて、コメントされていた「夢に見るほど好きなことこそ、夢で終わらせてたまるか!」という言葉がとても印象的でした。「夢に見るほど好きなことを夢で終わらせない」ために、日ごろから皆さんが意識されてることは何ですか?

のん「観る人」のことを考える、ということかもしれないです。自分は映画を観ている人にどんな衝撃を与えたいのか、どういう風に演じれば面白がってもらえるのか、みたいなことをちゃんと考えてやった上で、実際のお客さんのリアクションを自分で見るのが楽しいです。

演じている瞬間は、観ている人のことを意識しないで、自分から出てくる感情をすべて出してお芝居しながらも、客観的にちゃんと観てくれる人のことも考えられる、「俯瞰する視点」を持った自分も必要ということですね。

のん映画って、面白い発明もしなきゃいけないんだけど、「常人ではない」人の感覚を面白がってもらうだけじゃなくて、「それがどう面白いのか」っていうことも、観客に伝えなきゃいけないと思うんですよね。人は共感できるときに感情が動くと思うから。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

のん観客のなかにある、どういう感情を動かせば、お芝居や作品に引き込めるんだろう? って常に考えるようにしているんです。そういうことを考えていると、私はすごく集中力が増してきます。だからきっと、主観と客観の両方大事なんだと思います。

CHAIさんたちも、受け手のことを考えて、楽曲を作ったり、ステージ上でパフォーマンスしたりされていますか?

マナうーむ、どうだろう……?

CHAIさんは、自分がコンプレックスに感じているような部分も、すごくポジティブに変換した上で、作品に昇華させていらっしゃいます。それは、どんな風に伝えればいいか、を考えていらっしゃるのかなと。

マナそれこそ私たちは音楽が大好きでこのバンドを始めたわけだけど、その根っこの部分には「コンプレックス」があったということもあります。

だからこそ、「自分たちが人からずっと言われたかった言葉を歌詞にする」っていうことは、最初から意識していたような気がします。CHAIがコンセプトとして掲げている「コンプレックスはアートなり」とか、「NEOかわいい」という言葉も、コンプレックスがあるおかげで生まれたと言えるんです。

つまりは、「コンプレックス」をポジティブに変換することで、世の中の「かわいい」の基準をアップデートされた、と。

マナそう。「NEOかわいい」は、世の中で「かわいい」と言われている人の範囲が狭いから、「他の人たちにはなんで褒める言葉がないの?」っていう疑問のなかで生まれた言葉なんです。

だから、お客さんのことももちろんすごい大好きだけど、作ってるときにお客さんのことを考えるというよりかは、自分は本当は何を言われたいかっていうのが、共感につながるんじゃないかなぁって思うんです。

常に「自分」が出発点というか。

マナそうですね。自分が何を伝えたいか。何を聞いてもらいたいか、何を見せたいか。で、どういう風に思ってもらえるか。もちろん受け取る側のことも考えはするけど、必ずしもそこが起点ではないかも。

CHAIさんは自分のことを大事にするという意味での、「セルフラブの大切さ」もテーマにされています。「セルフラブ」のためにやっていることはありますか? 例えば、みんなで弱音を吐いたり、愚痴を言い合ったりするとか。「自分が言われたかった言葉」を、お互いに掛け合うとか。

マナたしかに、ネガティブな感情を吐き出すことも大事!

カナ私は、自分を整えてエネルギーを生み出せる状態を保つために、ヨガとか瞑想をしています。気力が充実していないと伝えたいことも伝えられなくなってしまうから、完璧じゃなくても、ある程度自分が整った状態でステージに立ちたいという気持ちがあるんです。

ユウキ私の場合は「自分に嘘をつかない」ってことかなぁ。笑いたくないときには笑わないし、楽しいときには思いっきり楽しむ。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

ユウキ余計な愛想笑いはしないで、なるべく素のままの自分でいれば、きっと他人を攻撃することにはつながらないと思うから。日々どんな些細なことでも自分が何かを選択するときは、常に自分の感情が喜ぶ方を選ぶようにしています。

「どんな些細なことでも」というのは、 たとえば「今日の夕飯、何食べようかな?」みたいなことでしょうか。

ユウキそうそう! 「こっちの方が安いけど、いま食べたいのはこっちだから、こっちを選ぶ」とか。いちいち自分の心の声をおざなりにしないでちゃんと聞く。そういう日々の積み重ねによって、何か大きい決断をするときでも迷わずに決められる。周りの声に惑わされたり、混乱させられたりしないように、日常生活においてそれを一番意識するようにしてます。

とても素敵な心掛けですね。

ユナ生きていると日々いろんな情報がどんどん入ってきて、自分が本当にやりたいこととか、自分が楽しいと感じることが何だったのか、わからなくなる瞬間があるんですよね。「あれをやらなきゃ」とか「あれをやるべき」とか、それだけで頭がいっぱいになってしまうことが多くて。

そういうときは、自分の感覚を取り戻すためにも、自分が大好きなドラムがキーになっている音楽を聴いたりするようにしています。自分の中にある「好き」を常に意識して、ブレずにそこに向かっていく、ということですね。

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

のんとCHAIの「心の一本」の映画

今のユナさんのお話と繋がると思うのですが、皆さんが自分を取り戻すために繰り返し観たり、時々思い出したり、お守りにしているような、「心の一本」の映画をぜひ教えてください。

のん私は『ズートピア』(2016)!

「人間が存在したことのない、動物たちだけが暮らす‟楽園“」を描いたディズニーのファンタジー・アドベンチャー作品ですね。「よりよい世界をつくるために警察官になりたい」という子どもの頃からの夢を叶えた主人公のウサギのジュディを中心とした、様々な個性を持つズートピアの住人たちを描いています。

のん私はキツネのニックというキャラが特にお気に入りで、嫌味な悪いヤツなんだけど、実はすごく傷ついているっていうところに親しみを感じるんです。他にも、フラッシュという、免許センターで働くナマケモノも好き。みんな早く証明書が欲しいのに、フラッシュは全然早く動けない。それがなんとも言えず、すごく面白いんです。

めちゃくちゃ動きが速い動物もいれば、ゴッドファーザーみたいなネズミも出てくるし。そういう慌ただしくて、楽しい映画が好きなんです。「絶対に最後はみんな救われるはず!」って分かってるから、安心して観られるというか。元気がないときとか、エネルギーを補給したいなぁっていうときに観ますね。

カナその感覚、私もめちゃくちゃわかる!

マナ私は『セックス・アンド・ザ・シティ』(2008)! 登場人物たちがみんな、人間らしい、人間クサいところをさらけ出していて。そういう「人間」の汚いところ、できてないところ、足りてないところを見ると逆に、「あぁ、人間ってめっちゃいいわ!」って、安心するんです。彼女たちの言葉や行動に、勇気がもらえてワクワクするところも大好き。

『セックス・アンド・ザ・シティ』は、ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998〜2004)を映画化した作品で、ニューヨークに住む30代の女性4人の仕事や恋愛事情をコミカルに描いたドラマシリーズは当時日本でも社会現象になりました。2021年には続編となるドラマ『AND JUST LIKE THAT/セックス・アンド・ザ・シティ新章』(2021〜2022)の配信が始まりましたね。

カナ私は『Mr.インクレディブル』(2004)ですね。子どもの頃からずっと観ているというのもあって、落ち込んだときにあのインクレディブル一家を観ると、自分自身の原点に戻れるんです。観るたびに「あぁ、私こういう人になりたかったんだ!」「あ、これ、なんか好き!」「めっちゃ好き‼︎」という気持ちが湧き上がります。

ピクサーの長編アニメーション第6作目となる作品ですね。元スーパーヒーローのMr.インクレディブルと、スーパーパワーを持つ妻と3人の子どもからなるインクレディブル一家が、元ヒーローたちが行方不明になるという事件に巻き込まれていきます。2018年には続編の『インクレディブル・ファミリー』が公開されました。

カナそれこそセリフも全部覚えてしまうぐらいまで観てるんですけど(笑)、何回観てもワクワクする。まさにこの映画を観ると「自分を取り戻せる」感じがします!

ユウキ私は『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)と、『ダンボ』(1941)ですね。

『ブックスマート』は、頭が良くないとダメ、勉強だけできれば良いと思ってたけど、実は大事なのはそこじゃないんだってことと、同級生たちを勝手に誤解していたことに気付いていく主人公を見て、「そういう思い込みって、自分自身で作り出してるものなんだ」って、自覚しました。妄想が膨らんでどんどん暴走しちゃうかわいい高校生たちを観ているだけでも元気が出ます。

ユウキ『ダンボ』はキャッチーで、ハッピーで、サイケな、突き抜けた発想で表現される世界に圧倒されました。定期的に吸収したくて、繰り返し観ています(笑)。

ユナ私は『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』(2013)がすごい好きです。それまでは『ハリーポッター』シリーズや『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのようなファンタジー、アドベンチャー作品が大好きでよく観ていたので、ヒューマン・恋愛がテーマの作品を観たのは『アバウト・タイム』が初めてだったんです。

ユナタイムトラベルの能力を持った主人公のティムがその能力を使いながら、恋愛や家族についてなどの過去の問題点を解決していくお話なのですが、それの過程を見ていて「幸せとはなんぞや」とすごく考えさせられました。

自分も時間を大事にしよう、いま本当にやりたいことをやろうと。初めて観たときのその衝撃が忘れられなくて、ある意味私にとってお守り的な映画になっているんです。

皆さんが、もし『アバウト・タイム』の主人公のように過去にタイムスリップできるとしたら、悩んでいたあの頃の自分に、どんな言葉をかけてあげたいですか?

さかなのこ のん×CHAI インタビュー

マナ「そのままでいて!」「悩みなさい!」って(笑)。

のん私は、”あの頃”の自分にCHAIさんの「N.E.O.」を聴かせてあげたい!

CHAIえ〜うれしい! ありがとう。めちゃめちゃうれしい!

のんCHAIさんが「N.E.O.」を出したときは本当に衝撃だったんです。「かわいい」の考え方を新しく定義付けていましたよね。「これからの<かわいい>はいっぱいあるんだ!」っていうメッセージがたくさん詰まっている曲だと思ったから。「自分なんか…」と思っていた若い頃の自分に聴かせてあげたい。それで自信をつけてもらいたいなって。

CHAIうれしい! のんちゃんありがとう!!

ユウキそれで言ったら、私は『さかなのこ』を観せたい。さかなクンの半生もそうだし、のんちゃんが演じるミー坊を見たら、「好きなことを貫くことは素晴らしいことなんだ!」「それでいいんや!」って思わせてもらえて、すごく希望が持てると思う。

ユナこの前、私たちのライブも観に来てくださってましたよね。今回、のんちゃんとご一緒できて本当に嬉しかったです。

ユウキ本当に! 私たちの夢がひとつが叶いました!!

◎『さかなのこ』原作


さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~ 単行本(ソフトカバー)

◎CHAI「N.E.O.」

N.E.O. / sayonara complex (7inch analog / クリア・ピンク盤)

INFORMATION
『さかなのこ』
監督・脚本:沖田修一
脚本:前田司郎
出演:のん、柳楽優弥、夏帆、磯村勇斗、岡山天音
西村瑞季、宇野祥平、前原 滉、鈴木 拓、島崎遥香、賀屋壮也(かが屋)
朝倉あき、長谷川 忍(シソンヌ)、豊原功補
さかなクン、三宅弘城、井川 遥

原作:さかなクン「さかなクンの一魚一会 〜まいにち夢中な人生!〜」(講談社刊)
音楽:パスカルズ 主題歌:CHAI「夢のはなし」(Sony Music Labels)
製作:『さかなのこ』製作委員会
制作・配給:東京テアトル

9月1日(木)より、大ヒット上映中!
公式サイト: http://sakananoko.jp/
公式Twitter: @sakananoko_jp
(C)2022「さかなのこ」製作委員会
PROFILE
俳優・創作あーちすと
のん
Non
1993年7月13日生まれ。兵庫県出身。俳優、創作あーちすと。
2016年公開の劇場アニメーション映画『この世界の片隅に』で、主人公・すずの声を演じる。片渕須直監督より熱烈なオファーを受けて臨んだ同作は、国内外で数々の賞を受賞し、自身も第38回ヨコハマ映画祭・審査員特別賞や第31回高崎映画祭・ホリゾント賞、2016年度全国映連賞・女優賞を受賞するなど高い評価を得る。
また、2020年に主演を務めた映画『私をくいとめて』で、第30回日本映画批評家大賞にて主演女優賞を受賞。同作は同大賞の監督賞や、第33回東京国際映画祭唯一のコンペティション「TOKYOプレミア2020」部門で、観客賞を受賞した。
その他、『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(19)、映画『星屑の町』(20)、『8日で死んだ怪獣の12日の物語』(20)などに出演。
また女優業のみならず、映画製作の分野にも挑戦し、『おちをつけなんせ』(19)では監督・脚本・撮影・主演を兼任した。同作の制作過程を追ったドキュメンタリー企画「のんたれ(I AM NON)」は、映画と共にYouTube Japan公式チャンネルにて配信され、各方面から多くの話題を呼んだ。
また、『Ribbon』(22)では自身初の劇場公開作品で、同作でも脚本・監督・主演を手掛けた。
映像作品以外においてもその活躍は目覚ましく、2017年に自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足し、「スーパーヒーローになりたい」でシングルデビュー。2018年には1stアルバム「スーパーヒーローズ」を発売し、その後も多くの楽曲をリリース。2020年5月よりオンラインライブ『のんおうちで観るライブ』を積極的に開催。2021年12月には、「のんザウルスinZeppTokyo1st Last LIVE」を閉館直前のZeppTOKYOで開催し大成功を収める。
また、“創作あーちすと”としてアート作品の制作も手掛けており、2017年12月にはパリカルーゼルデュルーブルにて作品を展示。同年に初のアートブック「創作あーちすとNON」を刊行。2018年には渋谷PARCOで初の展覧会となる「“のん”ひとり展-女の子は牙をむく-」を開催し、その後も大阪、広島、宮城でも展示され、全国各地から多くの来場者を呼び込んだ。2022年3月には2度目の個展となる「のんRibbon展不気味で、可愛いもの。」を開催。
PROFILE
ミュージシャン
CHAI
Chai
ミラクル双子のマナ・カナに、ユウキとユナの男前な最強のリズム隊で編成された4人組、『NEO-ニュー・エキサイト・オンナバンド』、それがCHAI。2017年“NEOかわいい”“コンプレックスはアートなり!”というテーマを掲げ発表された1stアルバム「PINK」が各チャートを席捲、音楽業界のみならず様々な著名人からも絶賛を受けその存在を確立。そんな“セルフエンパワメント”というメッセージは海を越え、2018年にはアメリカ、イギリスの人気インディーレーベルから海外デビューも果たし、自身のワールドツアーや世界各国のフェスへの出演も精力的に行っている。2019年リリースのセカンドアルバム「PUNK」は世界中の音楽サイトで軒並み高評価を獲得。2020年はコロナ禍で活動が制限される中6作シングルをリリースし、10月にはUSインディーレーベルSubpopと契約を発表。2021年5月に3rdアルバム「WINK」リリースし世界中のメディアから日本を代表する世界的なバンドとして絶賛されている。彼女たちに触れた君の21世紀衝撃度No.1は間違いなく『NEOかわいい』バンドCHAIだよ!
CHAI「夢のはなし」配信中: https://CHAIband.lnk.to/YUMENOHANASHI/
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