目次
新たな才能・近浦啓監督が贈る
サスペンス・ヒューマンドラマ
映画『大いなる不在』
作り手と観客のセッションで映画を深めていく。
試写会&トークイベント
【トークイベント】21:15~21:45
7月3日に、映画『大いなる不在』の特別試写会が行われました。
試写会後のトークイベントでは、本作の監督・脚本・編集を務めた近浦啓監督が登壇し、ティーチインが行われました。観客の皆さんから近浦監督へ様々な問いや感想が投げかけられ、より作品を深める時間となりました。
〈みんなから届いた声〉
映画『大いなる不在』 感想
7月3日に開催された映画『大いなる不在』のトークイベント付き特別試写会に参加され、PINTSCOPEに感想をお寄せいただいたみなさんの声をこちらに掲載します!(PINTSCOPE編集部で厳選し、掲載させていただいております)
ご参加いただき、ご感想をお寄せいただいたみなさん、ありがとうございました。
大いなる不在の試写会いってきて、未來くんの演技はやっぱり凄いなと思いつつ映画の繋がり方とか伏線とかいろいろ楽しめた😭
— みっちゃん (@Livenikusake) July 3, 2024
監督さんのお話しすごい面白かった(´;ω;`)
終活という脚本書いてたけどやらないと言ってたけど小説でもいいから読みたいな#大いなる不在@pintscope pic.twitter.com/txkdpJGoaZ
@PINTSCOPE 試写会で観た『 #大いなる不在 』
— Maimai🌸 (@mai_chirusakura) July 4, 2024
見どころは、やはり父親役の #藤竜也さん と息子役の #森山未來さん との複雑な親子関係
ただ普通に親の介護問題を真正面から扱ってないというのも、この作品ならではだった。
上映後のトークイベントは監督たっての希望で、お一人での登壇で熱かった🔥 https://t.co/zmnmWaZo4Q
『大いなる不在』 重たいテーマの作品だけど、ミステリー調なこともあり、飽きることなく興味深く見れる作品だった。痴呆はそろそろ俺にも降りかかってくることだろう。親は耳が遠いし、同じこと言うし、話も長いw#大いなる不在@pintscope 試写会で観た#eiga
— ゆうさん (@yousan330) July 3, 2024
「#大いなる不在」を@pintscope試写で観てきたよ。近浦監督が沢山お話してくださる贅沢な特典付き。
— momorat21 (@momorat21) July 4, 2024
お話を通じて映画タイトルの意味も知れて、実りある日でした。
将来、両親とかにも起こりうる状況(この映画のような人ではないが)。色々考えさせられた。@pintscope #大いなる不在
『大いなる不在』、試写会終了時に監督のトークショーがあって映画の序盤は実体験に基づくシーンもあるって話してて面白かった。映画の中で主人公が施設の人と話す時の態度がイヤだなーと思ってたらそれも実話らしい。#大いなる不在 @pintscope 試写会で観た pic.twitter.com/931SlolLu7
— タナカ (@hhhllaa1) July 4, 2024
7/12公開「#大いなる不在」を@pintscope試写で鑑賞(近浦啓監督ティーチイン付き)。認知症の藤竜也と息子の森山未來の失われた絆を描く物語…というよりも、時系列を複雑に入れ替えつつ、”その時何があったのか”をミステリー的な語りで描く。画と音楽に不穏さが充満してるhttps://t.co/KnKk4mSgpK
— 竹島ルイ/ポップカルチャー系ライター (@POPMASTER) July 3, 2024
・認知症患者が多く抱える日本で、この映画を公開する意義は大きい。福祉職でなくても人と関わっていくうちに「興味」の視点を持ち、自ずと向き合っていく。エンタメと福祉に通づる大きな共通点だと言える
— アシダテメイカ|🎬映画コラム (@mayca_libri) July 4, 2024
・福祉関係者はもちろん、16歳くらいから60代以降の方までどの世代にも観て欲しいなと私は思う
確かにそこには不在が存在していて、心の底に終始張り付いていた。それが示すものは何なのか、解明するのか、ある種ミステリー映画の様相をとっているが果たしてそうだったのだろうか。#大いなる不在 @pintscope 試写会 pic.twitter.com/APplsMQJZj
— 西村洋介 (@nisimurayosuke) July 4, 2024
『大いなる不在』 @pintscope 試写会で観賞。幼い頃に母と共に捨てられて以来疎遠だった父が認知症になり会いに向かう。しかし面倒を見ていた筈の再婚相手が行方不明になっており、父も不穏な妄想を口走るのみ。空白期間の不在を追う中で描かれる親子と夫婦関係に終始不穏な空気が漂う#大いなる不在 pic.twitter.com/nQcx3Spev9
— 平野レミゼラブル@キネマ荘 (@28kawashima) July 3, 2024
映画 #大いなる不在
— うめまる (@SusaAamochi1) July 5, 2024
家族の話として見ると実に封建的で女たちは路頭にまよう
原日出子 神野三鈴が姉妹役で効いている 愛人だった長い時間と大人しそう妻を従えて森山未來が父の不在、確執のあった藤竜也と親子対峙 監督のドライな視点と俳優の凄味切れ味あり @pintscope 試写会で観たよ
『 #大いなる不在』 は思わず見入ってしまうエンタメ作品。
— 雨宮はな@本日のおたおめシネマ (@amemiyahana) July 3, 2024
銃撃戦もカーチェイスも大爆発もないけど、ずっと楽しませてくれるから間違いなくエンタメ作品。
色々刺さって勝手に面白がれる、ひょっとしたら救いかもしれない。
そんな大いなる邦画。
人は知らない・見えないものに揺さぶられるのだ。 pic.twitter.com/6wBpeY1wof
森山&真木夫婦と藤&原夫妻のちょうどあいだの年齢だけに、若い夫婦側の立場も分かりつつ、老夫婦の姿にあまり遠くない自分たちの未来を重ね合わせ物語に引き込まれた。
監督がコロナ禍に感じた不在感は、冒頭の静かすぎるスタートが象徴しており、あの当時のなんとも言えない気持ちが思い出された。
2回目の試写会ということで、玄関の姿見の隠喩に気付かされたのだが、タカシから見てほとんどとんな人物か知らない父、陽次だけが鏡に顔を向けていないのだ。
写っても後ろ姿だけ、施設でのエレベーター内の鏡ですら写さない演出!
妻たちは玄関の出入りのシーンでチラと写っているし、タカシなどは鏡に真正面から写っている状態で父と継母と話しているシーンもあるというのに、大いなる「不在」、父だけは決して写っていないことに気づき、ゾクゾクした。
父の事情をまだ知らないタカシの瀕死の王のワークショップの後ろ姿で幕を閉じたが、父の事情を知ったあとのタカシがこの瀕死の王をどう演じることになるか。
冒頭のワークショップシーンに1回目の試写会で鷲掴みにされたからこそ、2回目の試写会ではこのラストの先のタカシの舞台が見たくなった。