PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば

PINTSCOPEショップをつくろう! vol.1

映画好きにとっての、夢のショップとは? の巻。

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こんにちは! PINTSCOPE編集部の川口といいます。 映画サイトなのに唐突ですが、みなさんにお気に入りの本屋さんはありますか??

20代の頃はフットワーク軽く、あたらしい洋服や食べもののお店を知るや、実際に足を運んでいたわたしですが、30代に突入した今、よくもわるくも自分の好みや価値観がわかってきて、だんだん決まった店にしか行かないように…。そんなズボラなわたしですが、本屋だけは“お気に入り”を求めて、今もいろいろ開拓しています。その理由は、「本屋のありかた」が変わりつつあることと、関係している気がするのです。

わたしたちは、現在ネット上で「紙の本」を手軽に買えるだけでなく、「電子書籍」としても手に入れることができるようになりました。本のかたちが変わりゆく中、「実店舗で」「紙の本を買う」ことが、前以上に意味をもつようになったといえるのではないでしょうか。そのため都会を中心に、個性あふれる品揃えが特徴の「ユニークな本屋」が増えてきているようなのです。

わたしは本やWEBの記事をつくる仕事をしているので、取材の調べものや企画のアイデア出しのために、本屋にはちょくちょく足を運びます。もちろん品揃えが豊富な大型書店にも行きますが、店のオリジナリティーが前面に出た小さな本屋に足を運ぶと、あたらしい発見や刺激をもらえることが多いんです。「この本、見たことないな…」と何気なく手にとってパラパラ見た本に、ハッとさせられるような言葉を見つけることも。ネット通販では得がたい、こういう出会いを求めて本屋を開拓したくなるんですよね。

たとえば、つい先日は、ずっと気になっていた本屋さん「Readin’Writin’(リーディン・ライティン)」へ。元新聞記者の店主さんが2017年、浅草・田原町にオープンしたお店で、ライターの友だちから「店主さんが物知りでおもしろい人」と聞いて興味をもっていたんです。

コンパクトな店内に、本屋通いの自負があるわたしも知らない本を、何冊も見つけることができました。棚には、「小説」「実用書」「新書」のような型どおりの分類ではなく、「猫」「インタビュー」「東京」など、店主独自のテーマごとに本が並べられています。たとえば「東京」の棚には、街ガイド的な本の脇に、東京・赤坂生まれのイラストレーターである安西水丸さんが、哀愁たっぷりに描いた自伝エッセイ漫画『東京エレジー』の文庫本を見つけました。「こんな本もあるのかー!」とわくわくが止まりません。

わくわくついでに、もう財布のひもがゆるみまくりで……『東京エレジー』含め、その日はじめて出会った3冊の本を購入した後、店主さんとおしゃべりしていたら、台湾発の日本カルチャー誌の存在まで教えてもらい、満ち足りた気持ちで本屋をあとにしたのでした。
「またお気に入りの本屋さんが増えたなー」なんて思いながら。

そんな風に、お気に入りの本屋に出会ったり通ったりするたび、頭に浮かぶことがあります。それは「こういう本屋さんでの本との出会いのように、映画にも出会いたい」ということ。つまり、まだ知らぬ素敵な映画と出会える場所が、もっとあったらいいのにな…と。独自のカラーをはっきりと打ち出した本屋やレコードショップが市民権を得ているのに比べ、お店の個性を前面に出した映画DVDを、ラインナップしているお店って少ない気がします。さらに、その場で店主と映画について語り合えるような場となると、さらにガクッと少なくなる気がするんですよね…。むしろ、大型DVDレンタルショップのレジはセルフ精算仕様になり、無人化などもはじまりつつあります。もちろん、それはそれで面倒くさくなくていいときもあるのですが…。

そこで、わたしたちPINTSCOPE編集部は考えました。 「映画好きな人が、ここにくると思いがけない映画に出会える、そういう出会いを求めて通いたくなる、そんなお店があったら楽しいよね!!」と。

仕事帰りや休日にふらっと立ち寄って、思いもよらぬ着眼点でセレクトされた映画DVDの棚を物色したり、店主さんや常連さんと、並べられた映画をきっかけに映画トークに華がさいたり。そのお店に足を運ぶだけで、新しい映画との出会いや、映画を通した人との交流にわくわくして元気が出るようなお店。あるといいなと思いませんか??

「PINTSCOPEショップをつくろう!」では、PINTSCOPE編集部が「映画好きにとっての、夢のショップってなんだろう?」を探求してみたいと思います。

まずは、DVDショップや本屋さんに限らず、時間があれば、「ついつい足が向かってしまう、居心地のよいお店」や「行くたびに、予期しなかった買いものをしてしまうお店」をひもとくことからはじめてみようと思います。

そこでぜひ、みなさんも一緒に、夢のような映画ショップを模索してくださいませんか? 読者のみなさんのご意見もお聞かせください! 最近お気に入りのお店の情報から、「映画好きなら、こういう場所があるとうれしい」というアイデアまで、なんでもウェルカムです。こちらから、わたしたち編集部へメールをお寄せくださいませ!!

PINTSCOPE編集部は「映画好きにとっての理想郷とは?」を、みなさまと一緒に探っていきたいです。そして、いずれ現実の場所にできたら…という大きな大きな夢も膨らませながら、この連載をスタートします。
ぜひぜひ、この道のりへのご声援・ご参加をよろしくお願いします!!

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