
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
我々には世界を知る手段が必要です
By ジョー・ギャロウェイ
『記者たち 衝撃と畏怖の真実』より
新聞、テレビ、SNS……ありとあらゆるメディアから情報が溢れてきて、ときどき押し潰されそうになることがあります。何が真実で何が嘘なのか? どこに悪意や誤解が潜んでいるのか? 情報の海の中で、私たちはどうやって真実を見極めていけばいいのでしょうか。
実話を基にした『記者たち 衝撃と畏怖の真実』は、ある新聞社の孤独な戦いを描いた作品です。
2002年、ジョージ・W・ブッシュ大統領は「イラクは大量破壊兵器を保持しているので、イラク侵攻に踏み切る」と宣言しました。大手新聞社が軒並み大統領発言と同じ方向性の報道をする中、地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社の記者たちは「イラクが大量破壊兵器を保持している証拠などないのではないか?」と大統領の発言内容を疑問視し、入念に取材を進めていきます。
しかし、「真実を伝えたい」という信念に従って彼らがどんなに取材を重ねて証拠を示しても、大手新聞の影響力にはなかなか敵いません。他の新聞は政府発表に沿う内容の報道ばかりで、ナイト・リッダー社は孤立していくばかり。それでも彼らは諦めずに取材対象にアタックし続け、確実な証拠を根拠に政府の嘘をあばこうとします。
「我々には世界を知る手段が必要です」
この言葉は、トミー・リー・ジョーンズ演じる元従軍記者の大物ジャーナリスト、ジョー・ギャロウェイ本人によるものです。真実をありのままに伝えようと自ら志願してベトナム戦争に赴いた過去を持つギャロウェイは、ナイト・リッダー社の信念に共感し、協力するようになりました。彼は、「何が起こっているのか、何が真実かを知れば、過ちを避けられるのです」と続けます。
私たちが世界を知る主な手段は報道です。しかし、報道を伝えるのは人間です。人間だから間違えることも偏っていることもあれば、悪意を持っていることもあるでしょう。私たちは、目にする報道が真実か否かを100%客観的に判断することはできません。しかし、報道の向こう側に「真実を伝えたい」という信念があるかどうかを見極めようと努力することはできます。それは、溢れる情報で混沌とする社会において判断を誤らないために、私たちに与えられた数少ない道しるべのひとつかもしれません。
PINTSCOPEでは、TOPページで「映画の言葉」を定期的に更新中!
- 「そうか 戦ってもいいんだ」
- 私は普通じゃない? …で、「普通」って何!?
- 自分を見失わないために、私が私であることを確認する方法
- 「心の声を聞くわ」
- 「いっぱい失敗したから 今の自分がある。まぁ 今も失敗ばっかりやけど」
- 「俺の知ってる命ってのはよ、この理不尽な世界で唯一、平等で大切なもんや」
- 「必死すなわち生くるなり」 死を意識するのは生きようとする証
- 大きい変化の中にいても、これを見失わなければ大丈夫。 周りに流されて、後悔しないために必要なこと。
- 生きづらい世の中を生きる。皆で乗り越えたい今贈りたい、映画の言葉。
- 大事なものを失うことは怖いけれど。「今」を大切にする生き方とは?
- 好きなものを好きと言えない? 自分の「好き」を大切にするといい理由。
- 「そんなに苦しまなくていいんだよ」
- 「我々には世界を知る手段が必要です」
- 「空気読んで何もしないくらいなら、間違っててもやる方がいいんです」
- 「でもママとは別々よ」
- 「物事は単純だ。それに対し人間は不可解なことばかり。物事を複雑にする」
- 「作家は書かなきゃ」
- 「言霊ってあるんだよ、言葉の力って凄いんだから」
- 「僕、生きてますよ、今」
- 「誰かと走るって、楽しい!」
- 「僕は、僕の世界を諦めない」
- 「すてきな荷物が運べた。金なんか要らない」
- 「自分自身の体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと考えたこと、自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?」
- 「割れたガラスの破片をただ片付けたくて、人生を片付けてしまった」
- 「同じ人間なんだよ」
- 「実際は迷ってばっかりだけどさ やるしかないよね」
- 「思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ」
- 「正しいとか間違ってるとかじゃない。多数派の意見があるだけなんだ」
- 「明日のことは分からない。だから毎晩が舞台の初日であり、千秋楽でもある」
- 「本当に好きなら、逃げてばっかりじゃだめだよ」
- 「思い切って、人の助けを借りる勇気も、必要なんだよね」
- 「君は幸せになっていいんだ」
- 「私たちは一組の古い靴下みたいね」
- 「ノーマル? そんな人いないわ」
- 「技術とかね、魚も大事だけど、そこに対する気持ちが一番大事なんですよ」
- 「整理とは、捨てることなり」
- 「他の人の気持ちが分からないなんて当たり前じゃないか。 分からないから興味を持つんだろ。分からないから話をするんだろ」
- 「テメェでテメェを大事にしなくて、誰が大事にするもんか」
- 「壊れたら、直せばいいんだからな」
- 「人がどう思うかは関係ない。誰を愛するかは私が決める。私の人生よ」
- 「やってけなくても、やってかなきゃならないと思います」
- 「自分を醜いと知った人間は、決してもう醜くねぇって」