PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば PINTSCOPE(ピントスコープ) 心に一本の映画があれば

【PSポッドキャスト#19】中江裕司監督×水野仁輔 その1

映画を通して、自分を知る。
自分が求める「土地」を探る

中江裕司監督×水野仁輔

誰かの記憶に残る映画体験を通して、映画の新たな魅力を発信する番組「PINTSCOPEポッドキャスト」。

これまで「仕事をする場」と「生活をする場」として別れていた街の在り方が、コロナ禍を経てテレワークが進んだことにより、見直されています。自身の働き方や住まいについて、再度検討を始めた人も多いのではないでしょうか。

今回は、最新作『土を喰らう十二ヵ月』が2022年11月11日から公開となる中江裕司監督と、PINTSCOPEでコラム「旅と映画をめぐる話」を連載中のスパイス研究家・水野仁輔さんをお迎えして、自分にとっての「土を喰らう生活」とは?について、お話を伺いました。

いま「生活・仕事をする場」を考える

トークゲスト
監督
中江裕司
Yuji Nakae
1960年、京都府生まれ。琉球大学農学部卒業。80年に琉球大学入学と共に沖縄に移住。琉球大学映画研究会にて多くの映画を製作。92年、『パイナップル・ツアーズ』の第2話「春子とヒデヨシ」でプロデビュー。99年、『ナビィの恋』を監督。沖縄県内をはじめ全国的に大ヒット。2003年、『ホテル・ハイビスカス』が、全国公開され大ヒット。05年に那覇市に「桜坂劇場」をオープンし、運営会社のクランク代表取締役社長に就任。映画監督として活動しながら、桜坂劇場を経営している。
カレー研究家
水野仁輔
Jinsuke Mizuno
AIR SPICE代表。1999年以来、カレー専門の出張料理人として全国各地で活動。「カレーの教科書」(NHK出版)、「わたしだけのおいしいカレーを作るために」(PIE INTERNATIONAL)など、カレーに関する著書は60冊以上。カレーを求めて世界各国への旅を続けている。現在は、本格カレーのレシピつきスパイスセットを定期頒布するサービス「AIR SPICE」を運営中

FEATURED FILM

© 2022 『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
『土を喰らう十二ヵ月』
長野の山荘で暮らす作家のツトム。山の実やきのこを採り、畑で育てた野菜を自ら料理し、季節の移ろいを感じながら原稿に向き合う日々を送っている。時折、編集者で恋人の真知子が、東京から訪ねてくる。食いしん坊の真知子と旬のものを料理して一緒に食べるのは、楽しく格別な時間。悠々自適に暮らすツトムだが、13年前に亡くした妻の遺骨を墓に納められずにいる…。
「土を喰らう」とは?
旬を喰らうこと。四季の移ろいの中で、自然が恵んでくれる食物をありがたく頂くことを意味する。

世界を旅する水野仁輔さんの連載コラム

  1. 水野仁輔の旅と映画をめぐる話
    水野仁輔の旅と映画をめぐる話
    カレーを求めて世界各国への旅を続ける水野仁輔さんが、これまでの旅の経験と重ね合わせながら、映画の風景を巡る連載コラム。

◎『土を喰らう十二ヵ月』原案

『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―』(新潮文庫)

INFORMATION
『土を喰らう十二ヵ月』
出演:沢田研二 松たか子 西田尚美 尾美としのり瀧川鯉八/
檀ふみ 火野正平 奈良岡朋子
監督・脚本:中江裕司
原案:水上勉『土を喰う日々―わが精進十二ヵ月―』(新潮文庫刊)『土を喰ふ日々わが精進十二ヶ月』(文化出版局刊)
料理:土井善晴
音楽:大友良英
製作:『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
配給:日活
制作:オフィス・シロウズ
11月11日(金)より、新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座他にて全国公開
© 2022 『土を喰らう十二ヵ月』製作委員会
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