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誰かの記憶に残る映画体験を通して、映画の新たな魅力を発信する番組「PINTSCOPEポッドキャスト」。
映画を観終わった余韻の中で「爪」を塗るコラム「映画の余韻を爪にまとう」が、今月で第10回となりました。
そこで、今回は連載者である爪作家・つめをぬるひとさんをお迎えして、2020年7月より開始となった連載のこれまでの創作と、映画と映画音楽について『アフター・ヤン』などを取り上げ、お話をいただきました。
映画から、もうひとつの表現が生まれる
番組内で取り上げたコラム
PICK UP!
『アフター・ヤン』
独創性豊かな作品を世に送り出している気鋭の映画会社A24が新たに製作した『アフター・ヤン』は、長編デビュー作『コロンバス』が世界中の注目を集めた映像作家コゴナダとのタッグ作だ。小津安二郎監督の信奉者としても知られる韓国系アメリカ人のコゴナダ監督は、派手な視覚効果やスペクタクルに一切頼ることなく、唯一無二の未来的な世界観を本作で構築した。さらにSFジャンル初挑戦となったこのプロジェクトで、敬愛する坂本龍一(オリジナル・テーマ「Memory Bank」を提供)とのコラボレーションを実現。音楽を手掛けるAska Matsumiyaの美しいアレンジに加え、岩井俊二監督作品『リリイ・シュシュのすべて』で多くの映画ファンの胸に刻まれた名曲「グライド」を、Mitskiが歌う新バージョンで甦らせた。
つめをぬるひとの「心の一本」の映画
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