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どうしても語らせてほしい一本 「暑さが吹き飛ぶ!わたしの”滋養強壮”映画!!」

慣れない「新しい生活」のなかでも、人生に思いきり「イエス!」と言おう!『イエスマン “YES”は人生のパスワード』

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(c)2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
ひとつの映画体験が、人生を動かすことがあります。
「あの時、あの映画を観て、私の人生が動きだした」
そんな自分にとって特別な、そして誰かに語りたい映画体験記。
今回のテーマは、「暑さが吹き飛ぶ!わたしの”滋養強壮”映画!」です。
2020年の夏は全国的に猛暑がつづき、9月も厳しい残暑となりそう…。この1ヶ月厳しい暑さに耐えてきた身体が、悲鳴をあげ始めている人も多いのでは?
そんな時こそ、身体だけでなく、心に元気をつけるのも大切です。疲れたあなたの気持ちに、滋養のある映画を取り込んでみてはいかがでしょうか?

8月の暑い盛りに生まれたからか、楽しい思い出の多い夏が、私は大好きです。外で飲むビールは格別だし、フェスやキャンプなどの好きなイベントも満載。少し涼しくなった夕方に散歩をするのも気持ちがよく、避暑地への旅行も最高です。

しかし今年は、例年と様相の異なる夏を迎えることになりました。なかなか収束しないウイルスを前に、あらゆる楽しみが延期、または中止に。最前線で仕事してくださっている医療従事者の方々のことを思えば当然なのですが、仕方のないこととわかっていても、心のなかで(もしくは実際に)ため息をついた人も少なくないでしょう。私もそんな一人です。

さらに追い打ちをかけるように、大好きな友人の台湾移住が決まり、気分はさらに急降下。仕事もうだつがあがらず、一人西日の差すアパートでこれからのことを悶々と考えると、楽しいはずの夏が憂鬱なものに思えてきて、私は今年の暑さにすっかり嫌気がさしていました。

そんな鬱々とした気分を吹き飛ばし、前を向く元気をくれたのが、映画『イエスマン “YES”は人生のパスワード』(2008)です。

(c)2009 Warner Bros. Entertainment Inc.

主人公は銀行員のカール。離婚をきっかけに何事にも後ろ向きになり、友達や周囲からのあらゆる誘いや提案に「ノー」「パス」と答える無気力な日々を送っていました。そんな彼はひょんなことからとあるセミナーに参加し、そこで「人生を切り拓くためのルールは全てに“イエス”と答えること」と教えられます。

ホームレスを車に乗せて携帯電話を貸したり、融資を担当している銀行ではどんな融資相談にも応じたり、隣に住むおばあさんの怪しい相談にのったり。それまでであれば「ノー」と答えていたような事柄の全てに「イエス」と言うカールは、当然あらゆる面倒に巻き込まれていきます。気になった習い事には片っ端から挑戦し、様々な社交の場に顔を出すので、当然そのぶん出費も凄そう。それでも、周囲に影響されながら狭量な自分の世界を抜け出した彼は、素晴らしい女性に出会ったり、普段やらないようなこと・後回しにしていたことにチャレンジしたりして、人生を劇的に変化させていくのです。

(c)2009 Warner Bros. Entertainment Inc.

たとえいまがどんなに苦しくても、小さな頭の中だけで自分の可能性を限定せず、いろいろなことに挑戦していこう。慣れない「新しい生活」のなかでも、たくさん楽しいことに出会って、人生に思いきり「イエス!」と言おう! そんな爽やかな気持ちにさせてくれた『イエスマン “YES”は人生のパスワード」は、“暑いだけの夏”と腐っていた私にとって、最高に暑さを吹き飛ばしてくる映画となりました。

余談ですが、緊急事態宣言が解除されて初めて訪れた映画館では、久しぶりに劇場で映画を観られる歓びに震え、泣きそうになりました。もちろん、深夜に冷房の効いた自室で、灯りを落として画面にひきこまれていくのも最高の時間です。まだまだ厳しい暑さが続きますが、私たちには映画と、映画館があります。涼しくてワクワクする暗闇で、ぜひ暑さ吹き飛ぶひと時を過ごしてみてください。

(c)2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
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FEATURED FILM
『イエスマン “YES”は人生のパスワード』
DVD特別版 ¥1,429 +税
ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
(c)2009 Warner Bros. Entertainment Inc.
人生に後ろ向きだった男が、すべてのものごとに「イエス」と答えるルールを自分に課したことから騒動が巻き起こるコメディ。監督は『アントマン』のペイトン・リード。出演は『マスク』『トゥルーマン・ショー』のジム・キャリー、『(500)日のサマー』のズーイー・デシャネル、『アリー/スター誕生』のブラッドリー・クーパーなど豪華な面々。ロサンゼルスの銀行に勤務するカールは手痛い失恋をきっかけに、周囲に壁をつくっていたが、親友から「生き方を変えないかぎりお前はひとりぼっちになる」と脅され、勇気を振り絞り、とあるセミナーに参加する。
PROFILE
ライター
安多香子
Takako Yasu
滋賀県生まれ。相撲と映画とビールをこよなく愛する30歳。編集プロダクション勤務を経て、現在はライティングや編集の仕事に携わる。
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