
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。
同じ人間なんだよ
By お咲
『超高速!参勤交代』より
ときに喜劇は、人生において本当に大切なことを教えてくれます。
時代劇『超高速!参勤交代』は、江戸幕府から「5日で参勤交代せよ」と無茶を言われて大慌てする、陸奥国磐城の湯長谷藩(ゆながやはん)を描いたコメディです。従わなければ藩が取り潰しになってしまうため、藩主たち8名はお金も時間もない中で秘策を練りながら何とか江戸に辿り着こうと出発します。
佐々木蔵之介が演じる藩主の政醇(まさあつ)は私欲がなく温厚。公平な視線を持ち、部下を絶対的に信頼しつつ全責任は引き受けるという理想的なリーダーです。しかし、途中で立ち寄った旅籠で、深田恭子演じるお咲という女性の悲惨な身の上話を聞いて、政醇は大きなショックを受けました。それは、貧乏藩として幕府に搾取されている自分たちだって、間接的に誰かを搾取して生きているという現実に気付いたからです。
「同じ人間なんだよ」
クライマックスでお咲はこう叫びます。飯炊き女だって、将軍だって、貧乏侍だって、みんな同じ人間。ユニークなドタバタ時代劇が、私たちを笑顔にしながらこの言葉を通して教えてくれるのは、歪んだ社会構造の犠牲になっている人々の存在と、「人はみんな平等」ということ。それは、世界中で格差や差別の問題が吹き荒れるいま、絶対に忘れてはいけない何よりも大切なメッセージではないでしょうか。
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映画の言葉
- 「必死すなわち生くるなり」 死を意識するのは生きようとする証
- 大きい変化の中にいても、これを見失わなければ大丈夫。 周りに流されて、後悔しないために必要なこと。
- 生きづらい世の中を生きる。皆で乗り越えたい今贈りたい、映画の言葉。
- 大事なものを失うことは怖いけれど。「今」を大切にする生き方とは?
- 好きなものを好きと言えない? 自分の「好き」を大切にするといい理由。
- 「そんなに苦しまなくていいんだよ」
- 「我々には世界を知る手段が必要です」
- 「空気読んで何もしないくらいなら、間違っててもやる方がいいんです」
- 「でもママとは別々よ」
- 「物事は単純だ。それに対し人間は不可解なことばかり。物事を複雑にする」
- 「作家は書かなきゃ」
- 「言霊ってあるんだよ、言葉の力って凄いんだから」
- 「僕、生きてますよ、今」
- 「誰かと走るって、楽しい!」
- 「僕は、僕の世界を諦めない」
- 「すてきな荷物が運べた。金なんか要らない」
- 「自分自身の体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと考えたこと、自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?」
- 「割れたガラスの破片をただ片付けたくて、人生を片付けてしまった」
- 「同じ人間なんだよ」
- 「実際は迷ってばっかりだけどさ やるしかないよね」
- 「思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ」
- 「正しいとか間違ってるとかじゃない。多数派の意見があるだけなんだ」
- 「明日のことは分からない。だから毎晩が舞台の初日であり、千秋楽でもある」
- 「本当に好きなら、逃げてばっかりじゃだめだよ」
- 「思い切って、人の助けを借りる勇気も、必要なんだよね」
- 「君は幸せになっていいんだ」
- 「私たちは一組の古い靴下みたいね」
- 「ノーマル? そんな人いないわ」
- 「技術とかね、魚も大事だけど、そこに対する気持ちが一番大事なんですよ」
- 「整理とは、捨てることなり」
- 「他の人の気持ちが分からないなんて当たり前じゃないか。 分からないから興味を持つんだろ。分からないから話をするんだろ」
- 「テメェでテメェを大事にしなくて、誰が大事にするもんか」
- 「壊れたら、直せばいいんだからな」
- 「人がどう思うかは関係ない。誰を愛するかは私が決める。私の人生よ」
- 「やってけなくても、やってかなきゃならないと思います」
- 「自分を醜いと知った人間は、決してもう醜くねぇって」