
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。
自分自身の体でさ、実際にやったことと、
その中で感じたこと考えたこと、
自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?By ユウ太
『リトル・フォレスト 夏・秋』より
五十嵐大介の漫画を映画化した『リトル・フォレスト 夏・秋』の主人公・いち子(橋本愛)は、一度都会に出てから、生まれ育った田舎の集落に戻ってきた若い女性。いち子は集落の人々と交流し、野菜や米を育て、料理を丁寧に作って暮らしています。そうやって自然と向き合いながら、彼女が自分自身を見つめていく姿が描かれます。
この言葉は、近所に住むいち子の後輩・ユウ太(三浦貴大)のもの。いち子と同じUターン組であるユウ太は、故郷に帰ってきた理由を「他人が作ったものを右から左に移してるだけの奴ほど威張ってる。薄っぺらな人間のカラッポな言葉を聞かされるのにウンザリした」と語ります。
日々SNSを眺めていると、知った風な言葉が溢れているのに気づかされます。失敗した人を上から目線で袋叩きにする言葉、懸命に努力したり戦ったりしている人を冷笑する言葉。失敗し傷ついたことがある人間ならば、そう簡単に他人を揶揄することなどできないでしょう。あまりに多くの情報に触れて「経験した気になっている」からこそ、簡単に無責任な言葉を巻き散らせるのかもしれません。
誰もが野菜を育て、生き物を屠る経験をするのは難しい。でも、自分の無知と無経験を自覚し、想像力を働かせることはできるはず。言葉を紡ぐとき、この言葉を胸に「自分の責任で話せること」を常に考えていたいと思います。
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映画の言葉
- 大きい変化の中にいても、これを見失わなければ大丈夫。 周りに流されて、後悔しないために必要なこと。
- 生きづらい世の中を生きる。皆で乗り越えたい今贈りたい、映画の言葉。
- 大事なものを失うことは怖いけれど。「今」を大切にする生き方とは?
- 好きなものを好きと言えない? 自分の「好き」を大切にするといい理由。
- 「そんなに苦しまなくていいんだよ」
- 「我々には世界を知る手段が必要です」
- 「空気読んで何もしないくらいなら、間違っててもやる方がいいんです」
- 「でもママとは別々よ」
- 「物事は単純だ。それに対し人間は不可解なことばかり。物事を複雑にする」
- 「作家は書かなきゃ」
- 「言霊ってあるんだよ、言葉の力って凄いんだから」
- 「僕、生きてますよ、今」
- 「誰かと走るって、楽しい!」
- 「僕は、僕の世界を諦めない」
- 「すてきな荷物が運べた。金なんか要らない」
- 「自分自身の体でさ、実際にやったことと、その中で感じたこと考えたこと、自分の責任で話せるのってそのぐらいだろ?」
- 「割れたガラスの破片をただ片付けたくて、人生を片付けてしまった」
- 「同じ人間なんだよ」
- 「実際は迷ってばっかりだけどさ やるしかないよね」
- 「思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ」
- 「正しいとか間違ってるとかじゃない。多数派の意見があるだけなんだ」
- 「明日のことは分からない。だから毎晩が舞台の初日であり、千秋楽でもある」
- 「本当に好きなら、逃げてばっかりじゃだめだよ」
- 「思い切って、人の助けを借りる勇気も、必要なんだよね」
- 「君は幸せになっていいんだ」
- 「私たちは一組の古い靴下みたいね」
- 「ノーマル? そんな人いないわ」
- 「技術とかね、魚も大事だけど、そこに対する気持ちが一番大事なんですよ」
- 「整理とは、捨てることなり」
- 「他の人の気持ちが分からないなんて当たり前じゃないか。 分からないから興味を持つんだろ。分からないから話をするんだろ」
- 「テメェでテメェを大事にしなくて、誰が大事にするもんか」
- 「壊れたら、直せばいいんだからな」
- 「人がどう思うかは関係ない。誰を愛するかは私が決める。私の人生よ」
- 「やってけなくても、やってかなきゃならないと思います」
- 「自分を醜いと知った人間は、決してもう醜くねぇって」