
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。
思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ
By 車 寅次郎
『男はつらいよ お帰り 寅さん』より
みなさんは日頃大切な人に愛を伝えられていますか? 想うだけでなく、言葉や態度で相手にその想いを示せていますか? それが親しい人の場合など、ちょっとした気恥ずかしさも手伝い、「いつでも機会はある」「近くにいるからわかっているだろう」と、その想いを伝えることを躊躇したり、怠ってしまったりしがちです。
「男はつらいよ」シリーズ開始から50作目となる『男はつらいよ お帰り 寅さん』では、寅さんの甥で小説家となった満男(吉岡秀隆)が、ある日自身のサイン会で学生時代の初恋の相手・及川泉(後藤久美子)と偶然にも再会することに。二人で当時の思い出話に花を咲かせるうち、満男は泉に片思いしていた自分の恋心もよみがえってくるのです。それは、伯父さんである寅さん(渥美清)のこんな言葉とともに。
「思ってるだけで何もしないんじゃな、愛してないのと同じなんだよ」
当時、満男は、泉への想いを伝えることができず悶々と苦しんでいました。時を経て、大人になり、小説家としてもデビューを果たした満男ですが、泉を前にすると本心をなかなか伝えきれない自分と、改めて向き合うことになります。
どれだけ相手のことを想っていても、自分の中に閉じ込めているだけでは、「愛してないのと同じ」。頭で理解はしていても、実践することはなかなか難しいことでもあります。この言葉が心に響いた人は、ぜひこの機会に大切な人へ自分の思いを言葉や態度で伝えてみてはいかがでしょうか。
※本台詞は、第45作「男はつらいよ 寅次郎の青春」の中でも登場します。
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映画の言葉
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