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映画の言葉

「正しいとか間違ってるとかじゃない。多数派の意見があるだけなんだ」

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©1995 UNIVERSAL CITY STUDIOS. INC. All Right Reserved.
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。

正しいとか間違ってるとかじゃない。多数派の意見があるだけなんだ
There’s no right, there’s no wrong, there’s only popular opinion.

By ジェフリー

『12モンキーズ』より

あらゆる情報が溢れている現代。その中からデマやフェイクを嗅ぎとり、正しい情報を見分けねばと思いながら我々は暮らしています。でも、そもそも正しい情報って何でしょうか? まずはそこから疑うべきなのでは?

1996年に公開された『12モンキーズ』の主人公は、謎のウイルスによって人類の大半が滅亡した未来から過去に送られた男です。彼に託された使命はウイルス拡散を事前に防ぐこと。しかし、人類滅亡の話をしても過去の人々は誰も信じず、男は精神病院に入れられてしまいます。

病院で男が出会ったのは、異様なテンションの青年ジェフリー。この言葉は、ジェフリーが発する膨大なセリフのひとつです。ジェフリーは「なにが狂っているかを決めるのは多数派のルールにすぎない」と言います。昔は細菌のせいで病気になるなど誰も信じなかったのに、今「バイ菌なんか石鹸屋のでっち上げだ」と言うヤツがいたら狂人だろ? と。

ブラッド・ピットが演じるジェフリーからは危険な香りがプンプンしますが、興奮しながら彼が放つ言葉にはハッとさせられます。価値観や常識は変容するもの。「正しさ」にこだわりすぎるのも、デマに流されるのと同じくらい怖いことのような気がします。

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FEATURED FILM
12モンキーズ(ブルーレイ)
監督:テリー・ギリアム
原案:『LA JETEE』(クリス・マルケル)
脚本:デヴィッド・ピープルズ&ジャネット・ピープルズ
音楽:ポール・バックマスター
キャスト:ブルース・ウィリス/マデリーン・ストウ/ブラッド・ピット/クリストファー・プラマー

2012年12月21日リリース
発売元・販売元:松竹株式会社 映像商品部
©1995 UNIVERSAL CITY STUDIOS. INC. All Right Reserved.
いつも同じ夢だった―空港を駆け抜ける男。膝から崩れ落ちる男。とり乱す女。それを見つめる少年…。 21世紀初頭、全世界に蔓延したウイルスによって、人類は絶滅の危機に瀕していた。生き残った人々は地上を追われ、地下での生活を余儀なくされた。

2035年、科学者グループは原因を探るために調査を重ね、その謎に“12モンキーズ”が関わっていることをつきとめる。囚人ジェームズ・コール(ブルース・ウィリス)は、特赦を条件に“12モンキーズ”の調査を命じられ、ウイルスが蔓延しはじめた1996年に送りこまれるのだが…。ウイルス発生の鍵を握る“12 モンキーズ”とは一体何か?知られざる化学兵器か?秘密の軍隊か?それとも…?そして、人類の行く末は…。
PROFILE
映画・演劇ライター
八巻綾
Aya Yamaki
映画・演劇ライター。テレビ局にてミュージカル『フル・モンティ』や展覧会『ティム・バートン展』など、舞台・展覧会を中心としたイベントプロデューサーとして勤務した後、退職して関西に移住。八巻綾またはumisodachiの名前で映画・演劇レビューを中心にライター活動を開始。WEBサイト『めがね新聞』にてコラム【めがねと映画と舞台と】を連載中。
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