
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
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私、もう逃げないわ
By アデライン
『アデライン、100年目の恋』より
不老不死の身体を授けると言われたら、あなたは嬉しいですか? 私はイヤです。家族や友人たちなど自分の大切な人の死を何度も見届けながら、終わりのない時間を過ごす孤独に耐えられそうにないからです。永遠の若さを手に入れた『アデライン、100年目の恋』のヒロイン・アデライン(ブレイク・ライヴリー)も、同じように思っていたはずでした。
アデラインは、自動車事故の際に雷に打たれたことで老化しない身体に変異してしまいます。やがて不審に思われFBIから追われる身となった彼女は、娘を置いて逃亡することを決意。それから娘以外の誰にも秘密を明かすことなく転々と生きてきたアデラインは、気づけば100歳を超えようとしていました。唯一無二の存在だった娘も老人となり、いよいよ真の孤独が迫ってきています。
輝くように美しいアデラインの瞳はいつも寂しげで、どんどん増えていく想い出はいたるところで彼女を苛むのでした。終わりのない人生とは、なんと孤独で絶望的なのか……しかし、運命の相手と出会ったことで彼女は生き方を変えることを決意します。
「私、もう逃げないわ」
ある人に秘密を見破られ、急いで恋人の元を去ったアデライン。しかし、彼女は逃げる途中で思いとどまり、娘に電話してこう告げました。自分の中に芽生えた真の愛に気づき、「相手はいつか必ず死ぬ」という恐怖を乗り越えて恋人にすべてを打ち明ける決心をしたのです。
私は、アデラインの勇気に目を見張りました。確実に訪れる孤独という恐怖から逃げずに、「現在に立ち向かう」こと。それ以上の勇気などあるでしょうか? アデラインのように特殊な状況でなくとも、時に現実は目を背けたくなるほどの厳しさを突きつけてきます。未来を恐れて前に進むための一歩を踏み出す勇気が出ないこともあるでしょう。でも、もしこれから人生の選択に対して弱気になるようなことがあったなら、私はアデラインの決意を思い出し、自分を奮い立たせるつもりです。
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