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映画の言葉『事故物件 恐い間取り』山野ヤマメのセリフより

「いっぱい失敗したから 今の自分がある。まぁ 今も失敗ばっかりやけど」

©2020 「事故物件 恐い間取り」製作委員会
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。

いっぱい失敗したから 今の自分がある。まぁ 今も失敗ばっかりやけど

By 山野ヤマメ

『事故物件 恐い間取り』より

失敗することが怖くて、一歩踏み出すことを躊躇してしまうことはありませんか?
それで誰かに迷惑をかけたり、それまでに築いてきたものが壊れてしまうことを心配したり、動き出す前に「失敗してしまったらどうしよう?」と考えてしまうこともあります。

映画『事故物件 恐い間取り』は、主演・亀梨和也さん(KAT-TUN)とホラー映画の巨匠・中田秀夫監督がタッグを組んだホラーエンターテインメントです。主人公の売れないお笑い芸人・山野ヤマメは、相方・中井大佐(瀬戸康史)とのコンビを解消。ヤマメはひょんなことから事故物件に住んで怪奇現象を撮影する“事故物件住みます芸人”として、ブレイクしていきます。

「いっぱい失敗したから 今の自分がある。まぁ 今も失敗ばっかりやけど」

これは、ヤマメを売れない頃から応援してきた小坂梓(奈緒)が、始めたばかりのメイクアシスタントの仕事で悩んでいるとき、ヤマメがかけた言葉です。「笑いで人の命を救うことができるんや。困ってる人、辛いって思ってる人を、笑いで救いたい」。そんな思いのもと芸人の道を選んだヤマメを待っていたのは、鳴かず飛ばずの日々。思えばコンビで舞台に立った時も、自分たちの芸で笑ってくれるのは、劇場で梓ただ一人だけでした。放送作家として声がかかっている相方からは、コンビの解散を打診されます。思うようにならない出来事の連続で、芸人の道も閉ざされそうになったヤマメでしたが、芸風を変えても、芸人の道を諦めることはありませんでした。それは、失敗する怖さよりも、自分の“笑い”にかける思いの方が強かったから。そして、失敗する場はその思いを再確認できる場でもあったから。

新しいことに挑戦するときや、変化の過程にいるとき、失敗してばかりで落ち込むこともあります。でも、そうして失敗に悩むことこそが、前に進んでいる証なのかもしれません。失敗を恐れて足踏みしてしまいそうになったとき、たくさんの失敗を経験してきたヤマメの言葉が、背中を押してくれるのではないでしょうか。

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BACK NUMBER
FEATURED FILM
原作:松原タニシ「事故物件怪談 恐い間取り」(二見書房刊)

出演:
亀梨和也
奈緒 瀬戸康史
江口のりこ MEGUMI 真魚 瀧川英次 木下ほうか
加藤諒 坂口涼太郎 中田クルミ 団長安田 クロちゃん バービー
宇野祥平 高田純次 小手伸也 / 有野晋哉・濱口優(友情出演)
監督:中田秀夫
脚本:ブラジリィー・アン・山田
音楽:fox capture plan
企画・配給:松竹

2021年2月10日リリース
発売・販売元:松竹
©2020 「事故物件 恐い間取り」製作委員会
TV番組の出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人のヤマメ(亀梨和也)。
その部屋で撮影した映像には白い”何か”が映っていた・・・。
番組が盛り上がり、ネタ欲しさにさらなる怪奇現象を求め、事故物件を転々とするヤマメ。
“事故物件住みます芸人”としてブレイクしていく一方で、次々と怪奇現象に巻き込まれてしまう。
そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた―。

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