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映画の言葉『フード・ラック!食運』佐藤安江のセリフより

「よく噛んで、美味しいがきたら飲み込んでよし」

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映画の言葉『フード・ラック!食運』
©2020松竹
映画の中の何気ない台詞が、
あなたにとっての特別な“言葉”となり、
世界を広げ、人生をちょっと豊かにしてくれるかもしれない。
そんな、映画の中の言葉を紹介します。

よく噛んで、美味しいがきたら飲み込んでよし

By 佐藤安江

『フード・ラック!食運』より

「味わう」という言葉には、美味しさを“楽しむ”という意味が含まれています。楽しむためには、楽しむ時間が必要です。まずはお皿に乗った料理を目で楽しみ、口に運んでモグモグと噛んで、その香りと味を充分に楽しんだら…ゴクン。「…美味しいー!」

そんな「味わう」を体験できる新感覚の映画があります。芸能界きっての食通、ダチョウ倶楽部・寺門ジモン初監督作品『フード・ラック!食運』です。主人公のフードライター・佐藤良人(EXILE NAOTO)は、新人編集者・竹中静香(土屋太鳳)とコンビを組み、「本当に美味しいものを、本当の言葉で紹介するグルメサイト」の立ち上げを任されます。第一弾のテーマは「焼肉」。取材に訪れた先々の名店で、疎遠になっていた母親の営む「根岸苑」の味と思いがけず出逢うことになり、母の想いを知ることになるのです。

「よく噛んで美味しいがきたら、飲み込んでよし」

これは、良人の母・安江(りょう)が、少年の頃の良人へ食事の際に言っていた言葉。大人になった良人は口数も少なく、ボソボソと話すタイプなのですが、食前の「いただきます」だけは、ハッキリと大きな声で言うのでした。それは、やはり母親との「いただきます」「はい、召し上がれ」というやり取りが原体験として記憶に残っているから。

食べる人に「美味しい!」と楽しんでもらうために、「おいしくなあれ」と手をかける。そこには、作り手の時間と愛があるのです。だからこそ、それを味わうためにも、自分がしっかり「美味しい」と感じるための時間をとりたい。

たとえ、一人で食事をとったとしても、“作り手”と“食べ手”のコミュニケーションが「食事」にはあるんだということを、この言葉が思い出させてくれました。

BACK NUMBER
FEATURED FILM
フード・ラック!食運(DVD)
出演:EXILE NAOTO 土屋太鳳
石黒賢 松尾諭 寺脇康文 白竜 東ちづる 矢柴俊博 筧美和子 大泉洋(特別出演)
大和田伸也 竜雷太 りょう

原作・監督:寺門ジモン
原作協力:高橋れい子
脚本:本山久美子
音楽:Amar
主題歌:ケツメイシ「ヨクワラエ」(avex trax)

製作・配給:松竹 宣伝・プロダクション
協力:ギークピクチュアズ
制作プロダクション:ギークサイト
協賛:DOKUSO映画館 食べログ

2021年3月24日リリース
発売元:松竹 販売元:松竹
©2020松竹
幻の人気焼肉店「根岸苑」をひとり切り盛りする母・安江(りょう)のもとで育った息子・良人(EXILE NAOTO)。ある事件を境に疎遠状態になっていた母の突然の余命宣告。編集者の静香(土屋太鳳)もまた、葛藤する良人の姿に自身を重ね、母への想いを馳せていた。人気グルメ評論家・古山(松尾諭)との因縁に対決、そして、“母の味”への探究。 “食運”に導かれた良人が最後に起こした奇跡とは―。
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