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映画を観た日のアレコレ No.88

俳優
唐田えりかの映画日記
2023年11月9日

映画を観た日のアレコレ
なかなか思うように外に出かけられなかった時を経て、今どんな風に1日を過ごしていますか? 映画を観ていますか?
何を食べ、何を思い、どんな映画を観たのか。 誰かの“映画を観た一日”を覗いてみたら、どんな風景が見えるでしょう? 日常の中に溶け込む、映画のある風景を映し出す連載「映画を観た日のアレコレ」。
88回目は、俳優 唐田えりかさんの映画日記です。
日記の持ち主
俳優
唐田えりか
Erika Karata
1997年9月19日生まれ、千葉県出身。2015年にドラマ『恋仲』(CX系)でデビューし、『こえ恋』(16/TX系)『トドメの接吻』(18/NTV系)『凪のお暇』(19/TBS系)などのテレビドラマに出演ほか、韓国Netflixドラマ『アスダル年代記』(19)にも出演。映画では、ヒロインを演じた『寝ても覚めても』(18/濱口竜介監督)が第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の参加作品に選ばれた。2022年には主演映画『の方へ、流れる』(竹馬靖具監督)、2023年にはヒロインとして出演した映画『死体の人』(草苅勲監督)が公開となった。待機作に、2024年Netflixシリーズ「極悪女王」がある。

2023年11月8日

鮮やかな黄色が街を彩っていて
歩いてるだけで心が躍る。
紅葉が地面に溶けていくのを急かせるように、ひんやりとした空気が押し迫ってきた。

季節の移ろいを、こんなにちゃんと感じたのは、いつぶりだろう。と思った。

わたしは今、お芝居の勉強のため割と長く韓国にいます。
昔から韓国作品が好きで、最近の新作だと『バレリーナ』と『ムービング』を家で夢中で観ていた。
びっくりされるが、韓国映画は特に『哭声/コクソン』が好きです。きっとどこかトラウマになるような作品が好きなのだと思う。

韓国に来て様々な演劇や芸術に触れながら、
心が柔らかく解いていくのを感じている。
それだけでも今回の時間は意味があるものになっている。

国立現代美術館を後にし、散歩しながら、
『キリエのうた』のポスターを目にした。

岩井俊二監督は、韓国でもすごく愛されているので、韓国の友人からもよく話を聞く。
私も学生のときに『花とアリス』を観て、目が離せなくなったのを覚えてる。
まだ幼いながらも、美しい映像の中で起きている熱量の高さに圧倒されたのだと思う。
それから岩井監督作品は、ずっと観ている。

『キリエのうた』も、ずっと美しかった。
とあるシーンで胸がぎゅっと痛くなった。
わたしは基本的に人は皆、良い人だと思っているが、
その基準も種類も様々で、だけど改めて、なんだろう。とも、思った。
正しくあろうとしたい。
映画館を出たあとも、色々なシーンが離れなかった。
映画のサントラをダウンロードした。
気付けば冬になると岩井監督作を観たくなる。
もう今年も終わるのかぁ。

BACK NUMBER
INFORMATION
『朝がくるとむなしくなる』
監督・脚本:石橋夕帆
出演:唐田えりか
芋生悠 石橋和磨
安倍乙 中山雄斗 石本径代 森田ガンツ 太志 佐々木伶 小野塚渉悟 宮崎太一 矢柴俊博
主題歌:「PHEW」ステエションズ 作詞・作曲:CHAN
配給・宣伝:イーチタイム
12月1日(金)渋谷シネクイントほか全国順次公開
公式サイト: https://www.asamuna.com/
©Ippo
24歳一人暮らし、会社を辞め、コンビニでアルバイトとして働く希。慣れない接客業に戸惑い、店長 の冗談をうまくかわせず、職場では何かと肩身の狭い思いをしている。母親には退社したことをいまだ 伝えられていない。実家から送られてきた大量の野菜をよそに、コンビニ弁当とカップ麺で食事を済ま せている。何も起こらない毎日。むなしい思いで、今日も朝を迎える。
そんなある日、中学時代のクラスメイトだった加奈子がバイト先にやって来る。思わぬ再会に、最初は ぎこちなく振る舞う希であったが、何度か顔をあわせるうちに加奈子と距離を縮めていく。ボウリング や居酒屋での楽しいひと時。加奈子との偶然の再会で、希の日常が少しずつ動き出していく...。
PROFILE
俳優
唐田えりか
Erika Karata
1997年9月19日生まれ、千葉県出身。2015年にドラマ『恋仲』(CX系)でデビューし、『こえ恋』(16/TX系)『トドメの接吻』(18/NTV系)『凪のお暇』(19/TBS系)などのテレビドラマに出演ほか、韓国Netflixドラマ『アスダル年代記』(19)にも出演。映画では、ヒロインを演じた『寝ても覚めても』(18/濱口竜介監督)が第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門の参加作品に選ばれた。2022年には主演映画『の方へ、流れる』(竹馬靖具監督)、2023年にはヒロインとして出演した映画『死体の人』(草苅勲監督)が公開となった。待機作に、2024年Netflixシリーズ「極悪女王」がある。
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