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映画を観た日のアレコレ No.20

ラジオプロデューサー
石井玄の映画日記
2020年9月13日

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なかなか思うように外に出かけられない今、どんな風に1日を過ごしていますか? 映画を観ていますか?
何を食べ、何を思い、どんな映画を観たのか。
誰かの“映画を観た一日”を覗いてみたら、どんな風景が見えるでしょう?
日常の中に溶け込む、映画のある風景を映し出す連載「映画を観た日のアレコレ」。
20回目は、ニッポン放送 石井玄さんの映画日記です。
日記の持ち主
プロデューサー
石井 玄
Hikaru Ishi
1986年生まれ。埼玉県出身。
ニッポン放送エンターテインメント開発部所属。プロデューサー。
2020年6月までニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」のチーフディレクターを務め、ディレクターとして「星野源のオールナイトニッポン」「オードリーのオールナイトニッポン」「三四郎のオールナイトニッポン」「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」などを担当。
現在は、イベントやグッズなど、ラジオに関わるコンテンツのプロデュースを手掛けている。

2020年9月13日

日曜日の朝、起きてコーヒーを飲む。

深夜ラジオのディレクターとして、10年近く土曜日の深夜3時まで生放送をしていたので、日曜日の朝早くに起きて何かをする習慣はまるでなかった。
朝帰ってきて、夕方まで泥のように眠り、起きてからもずっと眠い日曜日。
それが日曜日のイメージ。
週末という存在自体、自分の中でないものとして生きていたものだから、土日が連休であることに、ディレクターではなくなって2カ月以上経った今も慣れない。
深夜にくだらない話で大笑いして、パーソナリティやスタッフ、リスナーと一緒に過ごした時間も大事だけど、こうやって普通に朝起きてのんびり猫と戯れているのも人生において大事な時間だと、今になって知った。

最近の日課は、買ったのはいいものの、仕事が忙しい日々で放置していたゲーム、「積みゲー」をやること。
経験のなかった週末の休みの日は起きてからすぐにPS4の電源をいれる。
今、とりかかっているのは、「FINAL FANTASY XV」。
発売されたのは2016年だから、実に4年間、積まれていたことになる。
久しぶりに起動させたとき、プレイ時間は「2時間」しかなかったのに、再開したらすぐに「70時間」ほどになった。
メインストーリーを進める前に、サイドストーリーをすべてクリアしようとするので、一向に物語は進まない。
ネットで見る限り、通常20~30時間程度でクリアできるとのことなので、かなり脇道に逸れている。
でも、それが楽しい。
時間を浪費するだけで、多幸感を得られるのも、最近知ったことだ。

4時間ほどプレイしたところで、サイドストーリーを進めきってしまい、いよいよ本筋を進める流れがきて、一旦セーブをしてゲームを終了させる。
いつもそうなのだけれど、ゲームをしていて、クリアが近づくと、一抹の寂しさを覚えて進めたくなくなる。
クリアしてしまったら、旅をした仲間や街で知り合った人たちに別れを告げなくてはならないからだ。

少し休憩をしてから、PS4から「FF XV」を取り出し、Blu-rayディスクをいれる。
仲間と別れる前に、映画を観て寂しさを和らげることにした。

仕事が忙しいころは、映画といえば、とにかく新作ばかりを観ていた。
この俳優が好きだからとか、ストーリーが面白いからとかではなく、インプットになるからという理由で、世間で話題の作品やヒットした作品を一度だけ、さらっと観ていた。
作品として観ていたのはなく、情報として入れていた、というのに近い。
今思えば、パーソナリティやスタッフとコミュニケーションをとるツールとして使っていたようにも思う。

そういった理由で映画を観ることがなくなって、自分が純粋に好きなもの、本当に面白いものとは、なんなのか考えるようになった。
思い起こせば、子供の頃はVHSで同じ映画を何度も観るのが好きで、テープを劣化させてしまうことも度々あった。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を何度も何度も観て、結末は知っているのに、マーティを毎回応援していた。

時間ができた今、好きなものを何度も観て何度も感動することを、もう一度試してみたら、
今でも同じように楽しめた。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』は何度も観ても絶対に面白い。
1、2、3、全部。

最近のお気に入りは『レディ・プレイヤー1』
何度観ても興奮しっぱなしの怒涛の展開と、溢れる遊び心にクスっとさせられる。
終盤で、主人公がゲームの中のみんなに呼びかけて、仲間となって結集し、敵に立ち向かう姿に涙ぐむ。
毎回、拍手を送りたくなる結末に、今回も大満足して観終わる。

映画の中のゲーム仲間に勇気をもらい、もう一度ディスクを入れ替えた。
仲間との別れは辛いけど、星を救わなくてはならないのだ。

BACK NUMBER
PROFILE
プロデューサー
石井 玄
Hikaru Ishi
1986年生まれ。埼玉県出身。
ニッポン放送エンターテインメント開発部所属。プロデューサー。
2020年6月までニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポン」のチーフディレクターを務め、ディレクターとして「星野源のオールナイトニッポン」「オードリーのオールナイトニッポン」「三四郎のオールナイトニッポン」「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」などを担当。
現在は、イベントやグッズなど、ラジオに関わるコンテンツのプロデュースを手掛けている。
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