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映画を観た日のアレコレ No.7

2020年5月25日
佐藤大樹(EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE)
の映画日記

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なかなか思うように外に出かけられない今、どんな風に1日を過ごしていますか? 映画を観ていますか?
何を食べ、何を思い、どんな映画を観たのか。
誰かの“映画を観た一日”を覗いてみたら、どんな風景が見えるでしょう? 
日常の中に溶け込む、映画のある風景を映し出す連載「映画を観た日のアレコレ」。
7回目は、佐藤大樹さんの映画日記です。
日記の持ち主
EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE
佐藤大樹
TAIKI SATO
1994年1月25日生まれ。埼玉県出身。
2011年から俳優、サポートダンサーとして活動を開始。2014年「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」 に合格し、EXILE加入。2017年6月にはEXILE加入後初出演の舞台「錆色のアーマ」で主演を務めた。現在EXILEとしての活動の他に、同メンバーの世界とともにリーダーを務める「FANTASTICS from EXILE TRIBE」としても活動を開始。2018年12月、FANTASTICS from EXILE TRIBEメジャーデビューシングル「OVER DRIVE」リリース。アーティスト活動の他にも俳優としてもマルチに活動中。主な出演作に、映画『ママレード・ボーイ』(18)、『センセイ君主』(18)、『DTC-湯けむり純情篇- from HiGH&LOW-』(18)、『4月の君、スピカ。』(19)、『HiGH&LOW THE WORST』(19)など。公開待機作に映画『小説の神様 君としか描けない物語』がある。

2020年5月25日

“おうち時間”
ここ最近もっとも多く
耳にする言葉のひとつだと思う。

SNSで発信する事も増え
普段アウトドアな僕にとって
新しく何かを始めたり
自分を見つめ直す時間にもなっている。

僕は普段、休みができたら
舞台を観に行くか
映画を観に行くかの二択でまず迷う。

特に“映画館で観る映画”が好きで
過去の最高記録は…
1日で3件の映画館をハシゴしたコト。

メジャー、マイナー問わず
色んな映画を観るのが好きである。

そんな僕にとって
映画館に行けない休みは…痛い!(笑)

公開前の新作映画の試写会に行き
魅力を紹介するWEB連載を持つほど
映画が好きだからだ。

しかしピンチはチャンス!

普段、時間がなかったがゆえ
出来なかった事をやってみようと思う。

その日は朝10時起床

朝食は昨晩作ったシチュー
普段滅多にやらない自炊も
“おうち時間”で始めた事のひとつだ。

決めた、大掃除しよう。

僕の家は基本的にモノが多い。
CDやDVDや本
フィギュアにペットの水槽…

中でも洋服は
ダンスのリハーサル着や
いただいたりするモノもあるため
気付くとすぐ山積みになっている。

基本的に着なくなった服達は
最近、都内に引っ越してきた弟へ
おさがりとして段ボールで送りつける(笑)

弟はすごく喜んでくれるし
僕のクローゼットは片付くし
ウィンウィンだ(笑)

クローゼットの片付けが終わると
ペットの水槽を順番に洗い
全部屋の床を掃除機で綺麗にし
トイレやお風呂などの水回り。

出前で牛タン弁当を頼み
休憩がてらランチを挟む。

そして
最後に取り掛かるのが
フィギュア棚の整理整頓。

ここには
好きなアニメや映画のフィギュアが
隙間なく整列されていて
大小問わず
合計約1000体は飾られている
最もこだわってる部屋の一角だ。

整理整頓をするはずが
気付けば
フィギュア一体一体との
思い出に浸っていて
全然進んでない…!

まずいまずいと思いつつ
思い出に浸るその時間が
嫌いじゃない自分もいる(笑)

そんなフィギュア棚の中に
僕の好きな
“あるディズニー映画”の
フィギュアが飾ってあった。

巨匠ティム・バートン作品の中で
恐らく最もマイナーな映画
『ジャイアント・ピーチ』の
フィギュアだ。

この映画に出てくる
主要キャラクターのフィギュアを
僕の二十歳の誕生日に
弟がプレゼントしてくれたのだ。

そもそも
この映画を観たキッカケは
幼い頃、母と弟と出かけた時、
セールになっていたVHSを見た母が
なにげなく買ってくれた事だった。

僕と弟が間違いなく
“幼少期に一番観た映画”でもある。
俗に言う
“テープが擦り切れるほど”観た映画だ。

またまた
そんな家族との思い出に浸りつつ
この映画観たさに
気付けば大掃除が
ドンドン進んでいった。

無事、大掃除を終えた僕は
早速DVDで『ジャイアント・ピーチ』鑑賞

おうち映画のお供は
コーヒー牛乳と明太子さきいか。

いやどんな食べ合わせ?
と思われがちだが、
これが絶妙に合う。

どんなに美味しいものを食べたところで
映画館で食べるポップコーンには敵わず…。

ざっくり言うとこの映画
まず設定がぶっ飛んでいる。

幼い頃
両親がサイに食われて
他界してしまった
主人公ジェームスは
意地悪な2人の叔母のもとで
窮屈に暮している。

ある日突然
ジェームスの前に現れた謎の老人から
不思議な力がやどる
緑色の虫を授かり
数日後、庭になってた桃を食べた
ジェームスの体は小さくなり
桃は巨大化する。

桃の中に住む
クモさん
ムカデさん
ミミズさん
てんとう虫さん
キリギリスさん
ツチボタルさん
(ジェームスは謎に全員さんづけで呼ぶ)
と共に桃の中で暮らし
NYを目指し旅に出る。

行く先々で起こる困難に
みんなで助け合い立ち向かう
ドタバタ? ハートフル? ストーリー?
なのだが…

とまぁ要するに
色々とツッコミどころ満載である。

しかし
何が凄いってこの映画…

物語の前半は実写で
後半は
公開当時、まだ全く流行していなかった
ストップモーション・アニメを用いた
作品であるという事だ。

僕が1歳の頃に公開された映画だから
当時これを作ったと考えるとかなり凄い…

ありえない設定に
子供ごころをくすぐられ
歳を重ねても観るたびに
毎回違う発見があったりもする。

人の優しさや思いやり
“仲間がいる”って事がどれほど大切で
自分を成長させてくれるものなのか?
を学べる映画だと僕は思う。

上映時間も79分と
なんとも観やすい作品なのだ。

あっという間に観終わった僕は
久々に弟に連絡する。

僕 「『ジャイアント・ピーチ』懐かしくない?」

弟からもらったフィギュアの写真と共に。

弟 「やば! 懐かしい! 久々に観たい!」

その夜

都内に引越し
一人暮らしを始めたばかりの弟に
大量のおさがりの洋服と
『ジャイアント・ピーチ』のDVDを
段ボールに入れて、送った。

普段家族との会話やメールも
照れ臭くてあまりしない僕でも
映画の力を借りればすんなり
連絡出来たりもする(笑)

映画って無限の可能性があるな…!

早く映画館で
新作映画を観て
思いっきり笑って泣いて
をしたいものだ!

そんな日に
無事に戻る事を願って今日も
ゆっくり湯船に浸かる。

なんか
心も体もほっこりする
よい1日だった。

BACK NUMBER
FEATURED FILM
監督:ヘンリー・セリック
原作:ロアルド・ダール
製作:デニーズ・ディ・ノーヴィ、ティム・バートン
音楽:ランディ・ニューマン
ロアルド・ダールの童話『おばけ桃の冒険』を、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』の監督ヘンリー・セリックと製作ティム・バートンのコンビが映画化。
PROFILE
EXILE / FANTASTICS from EXILE TRIBE
佐藤大樹
TAIKI SATO
1994年1月25日生まれ。埼玉県出身。
2011年から俳優、サポートダンサーとして活動を開始。2014年「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」 に合格し、EXILE加入。2017年6月にはEXILE加入後初出演の舞台「錆色のアーマ」で主演を務めた。現在EXILEとしての活動の他に、同メンバーの世界とともにリーダーを務める「FANTASTICS from EXILE TRIBE」としても活動を開始。2018年12月、FANTASTICS from EXILE TRIBEメジャーデビューシングル「OVER DRIVE」リリース。アーティスト活動の他にも俳優としてもマルチに活動中。主な出演作に、映画『ママレード・ボーイ』(18)、『センセイ君主』(18)、『DTC-湯けむり純情篇- from HiGH&LOW-』(18)、『4月の君、スピカ。』(19)、『HiGH&LOW THE WORST』(19)など。公開待機作に映画『小説の神様 君としか描けない物語』がある。
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